破骨細胞による骨吸収の観察を生体内で可能にする新規pH応答性プローブの開発と骨吸収可視化の成功(Journal of the American Chemical Society, Sep. 2011)

In Vivo Fluorescence Imaging of Bone-Resorbing OsteoclastsがJournal of the American Chemical Societyに掲載されました。

審良プロジェクトの菊地和也(サブテーマリーダー:サブテーマ3)、石井優(サブテーマリーダー :サブテーマ2)らによる研究成果です。

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要約

骨疾患のより効果的な治療のためには、治療薬開発や評価に役立つツールの作成が望まれています。菊地グループは骨組織のうち骨吸収が起きている部位は低pHになるという性質を利用し、骨組織上にとどまり、かつpH依存的に蛍光を発する特徴を備えた新しいプローブを設計し合成しました。これを、石井優サブテーマリーダーらが開発した、生きた骨組織を高い時空間解像度で観察できる顕微鏡技術と組み合わせた結果、マウスの頭頂骨上で破骨細胞が存在する位置にプローブのシグナルが観察され、生体内で骨吸収が活発におこなわれている箇所のリアルタイム観察に世界で初めて成功しました。



この論文は以下の雑誌に掲載されました

Journal of the American Chemical Society 133, 17772-17776 (2011)

In Vivo Fluorescence Imaging of Bone-Resorbing Osteoclasts 

Toshiyuki Kowada, Junichi Kikuta, Atsuko Kubo, Masaru Ishii, Hiroki Maeda, Shin Mizukami, and Kazuya Kikuchi 


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