15. 審査請求

 特許出願から3年以内に特許庁へ審査請求をすることによって特許として良いかどうか発明について審査が行われます。この審査請求は、特許出願人でなくても誰でもできます。以前は7年以内だったのですが、欧米と比較して特許になるまでの時間がかかり過ぎていたために、公開されている発明の権利が未確定な出願が大量に存在することにより、第三者は研究開発や事業の進展を決定しづらい状況であったので、審査請求期限を短くしたようです。出願側にとっては他社を牽制できて良かったのですが、そのような状態は産業の発達には良くなかったということかと思います。
 なお、10年ほど前の大学では、出願と同時に審査請求をしているものが多かったように思います。早く審査請求をして特許化するほうが良いと思われるかもしれませんが、逆に特許化を早くすると、権利の範囲が確定しますので、権利の範囲外になるような回避策を講じるのが容易になるため、特許の種類によっては、状況を判断して審査請求を行う時期を決めるのが良いと思います。

〔文責:知財戦略コーディネーター 前田裕司〕

 

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